サイズが小さいと感じないハイヒールを購入する

2018年09月13日

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ネット通販で靴を買う

子どもの靴は、成長に伴いすぐにサイズアウトしてしまいます。しかし大人の場合、急に足の大きさが変化するようなことはありません。自分の靴のサイズがわかっている場合、品数が多くリーズナブルな価格で購入できるネット通販を利用すると便利です。ネットには数多くのファッションサイトがあり、靴に特化したサイトもたくさんあります。好きなタイプの靴を揃えているお気に入りのサイトを見つけておくと、ネットショッピングが楽しくなります。 ネットショッピングのメリットは、家にいながら買い物ができ、時間や交通費が節約できるという点だけではありません。店舗を構えていないので、同じ靴でも実店舗より安く買えることも少なくありません。早ければ即日発送で注文した翌日に届いたり、購入金額によっては送料も無料になるなど、多くのメリットがあります。ではデメリットはないのかというと、そうではありません。一番大きな問題は試着ができないということです。いつも履いている靴とまったく同じものを追加でもう一足買うなどという場合はいいのですが、ネットで見て気に入ったものを試着せずに買うということには、サイズが合わない可能性があるというリスクを伴います。 同じサイズの靴であっても、デザインにより微妙に大きさや履き心地が違うということはよくあることです。縦の長さが同じでも、ワイズと言われる横幅が違ったり、伸びない素材が使用されていたりすることで小さいと感じてしまうからです。特に女性用の靴は種類やデザインが豊富で、履いた感覚もそれぞれ異なります。特にハイヒールなどは大きすぎても小さすぎても歩きにくいので、選ぶ際には注意が必要です。

 

靴の大きさが合わないとき

基本的に小さい靴は、足の変形や巻き爪につながることもあり、履き心地といった点からも避けた方が無難です。しかし、例えば天然素材である本革でできた靴は、履いている間に素材が伸びるので、若干小さめのものの方がいいという考え方もあります。初めからジャストサイズのものを買うと、履いているうちに脱げやすくなるかもしれません。ただし合成皮革の場合はほとんど伸びることはないので、購入前にしっかり素材を確認する必要があります。また本革は伸びる素材ですが履き始めは革も硬いので、革製品専用の柔軟剤をスプレーしてから履くと足にフィットしやすくなります。 ハイヒールやパンプスの素材としてはあまり使われませんが、布も合成皮革と同じく伸びない素材です。布製の靴は小さいと感じたら、履く前に一度洗うと布が柔らかくなり履き心地が良くなることもあります。何度も洗っていると洋服などと同じように型崩れしてしまうこともありますが、スニーカーなどの場合は、こなれ感が出てカジュアルなファッションに合わせやすくなります。 かかとが覆われているハイヒールやパンプスなどのサイズが小さい場合、革が硬いうちに無理やり履くと靴擦れを起こすこともあります。履く前に靴用のストレッチャーなどを使って小さく感じる場所を重点的に伸ばすと痛みなどが軽減されます。逆に大きめのハイヒールの場合、かかと部分に隙間ができ脱げそうになるということもあります。つま先部分に装着するタイプの低反発クッションなどでサイズを調整すると、歩きやすくなります。

 

お気に入りのネットショップを見つける

実際に店で試着して買ったはずのハイヒールでも、家に持ち帰って履いてみると大きくて脱げそうになったり、小さ過ぎて痛いということもあります。これは人間の足のサイズが、時間によって変化するからです。一般的に足は、朝起きた直後が一番小さく、夜は大きくなります。これは昼間に摂取した水分などの影響や、同じ姿勢が続くデスクワークや立ち仕事のせいで、足がむくんでしまうからです。つまり試し履きをする場合は、朝早くと夕方以降を避けることによって、より自分の足に合ったサイズの靴を選ぶことができます。 ネットショップで購入する場合は試すことができないので、いつも履いている靴を基準にしてサイズを選びます。ショップによっては、他の購入者のレビューやスタッフが履いてみた時のサイズ感などを詳細に載せているところもあります。表記されているサイズより大きめに感じる、または逆に小さいと思うなどの体験に基づいたコメントは、とても参考になります。 靴のつま先部分には、捨て寸と呼ばれるスペースが必要です。この捨て寸がないと、つま先が痛くなったり、外反母趾の原因になったりすることがあります。またハイヒールのようにかかとの高い靴は、つま先立ちのような状態になるので、捨て寸につま先が入りかかとの部分に隙間ができることもあります。これはワイズが合っていないためで、靴擦れなどを引き起こすことにもなります。 ワイズなどの詳細なサイズや、実際に履いてみた状態なども明記しているネットショップを選ぶことで、履き心地の良い靴を探しやすくなります。デザインや値段はもちろんですが、必要な情報を提供してくれるお気に入りのネットショップを選ぶことが、靴を購入する際には大切なことです。



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