靴と体の関係と疲れないヒールの選び方

2018年09月13日

mamian_column_20180913_14  

靴が足に与える影響

合わない靴に悩まされた経験がある人は多いものです。合わないにも二種類あり、大きすぎて隙間が生じるため脱げてしまわないように力を入れてしまうものと、全体あるいは部分的に小さく痛みが生じるものとがあります。前者は余計な筋肉を使うので足がつってしまったり後々筋肉痛を引き起こしたり、ひどい時には捻挫になってしまうときもあります。後者では、痛みで足がしびれてしまったり、腰や首、頭など別のところに痛みが派生する場合もあります。また、どちらも運動に差し障ったりその日の予定を阻害してしまう危険性を持っています。 足には心臓に血液を送り出すポンプのような役割もあると言われています。他にも重要なツボが集まっていたりと人体の中では大切な器官です。この部分に負担をかけると、血液が滞りやすくなってひどければリウマチを引き起こすこともあります。また、立ったり歩いたりするときには足で体を支えていますが、それぞれ無意識に骨盤や背骨、頭の重さなどを踏まえてバランスを取っています。合わない靴によってこのバランスが崩れると骨格のひずみが発生することがあります。骨格のひずみは神経を圧迫したり、臓器に負担をかけたりして頭痛やめまいを引き起こすことも少なくありませんし、それがうつの原因になることもあります。また、基礎代謝が悪くなると体重の増加に影響することもあります。 足の働きを阻害したり、骨格のひずみに繋がるほどの靴を履き続けるのは女性に多い傾向があります。なぜならビジネスでもファッションでもヒールの高いものを履く場合が多いからです。足にかかる体重は、本来かかとが7割から8割を支えていると言われます。この負担をつま先に集中させるのですから、高いヒールが足に与える影響が大きいことは容易に予測できます。そのため疲れないヒールを履くことはとても重要なことです。

 

足に合う靴とは

その日の予定や身体の機能を阻害しないためには疲れないものや体に負担をかけないもの、つまり足に合うものを選ぶことが大切です。靴を選ぶ際に注意するポイントは、足の甲の高さ、足の幅の広さ、足の指の長さです。サイズだけで選ぶとこれらが考慮されず、自分に合わないものになってしまう場合があります。特に日本人は足の幅が広く甲の高さが高いと言われており、日本のメーカーはほとんどこれにそった作り方をしています。甲の高さが低めだったり足幅が狭い人はどうしても足に合わないものに合う確率が高くなるでしょう。自分に合うメーカーを探したり、シューフィッターと呼ばれる人に一度選んでもらうと自分の足の傾向が分かります。 靴を試着するときなどは、かかとのカーブが靴のカーブと一致しているか、土踏まずが底のアーチラインに沿っているか、幅が合っているか、足のつま先が靴に当たらず、隙間は1㎝ほどに保たれているか、足の甲が靴に触れ食い込んではいないかをチェックします。これらがすべて問題ない時、その靴はぴったりと足を守ってくれるでしょう。また、試着の際は両足とも靴を履いてみることが重要です。なぜなら足は左右同じではなく、サイズや形など人によっては随分と違う場合もあるからです。また、素材によっても少し異なり特に革靴は履いている間になじんでくるため少し足の甲が押されるくらいがいいとされています。

 

ヒールの選び方

女性が身体を壊す原因にもなりがちなヒールについては特に、自分に合うものをきちんと選びたいものです。特にビジネスなどでどうしても毎日一日中履き続ける必要がある場合はできるだけ身体が疲れないものを選択します。それ以外にも、会社以外では別のフラットなものに履き替えるなどの工夫も必要です。どんなに美しさをひきたててくれるヒールでも、歩き方が痛みやひずみで阻害されては元も子もありません。 履きやすいヒールを選ぶポイントはまず、構造がしっかりしているかどうかです。ヒールが細いものより太いものを選びます。特に縦幅よりも横幅が広いものが安定します。また、左右にねじってみて柔らかいものは危険です。ねじれにくいものを選びましょう。また、土踏まずの横を支えてバランスを取る手伝いをしてくれるように、側面に硬さがあるものの方が疲れにくくなります。さらに、指を使って正しく歩くために、つま先の部分が曲がることも大切です。しかし靴全体が曲がるようでは反対に疲れやすくなります。全体の構造はしっかりしているものの、つま先側の三分の一ほど、つまりちょうど指が曲がる程度の部分が柔らかくよく曲がると履きやすくなります。ストラップもついている方が靴と足がよく密着して負担が軽くなるでしょう。 履いた際にはかかとに隙間がないか、前滑りしないか、指の付け根で止まっているか、歩いてみてバランスがとりやすいか、ぐらぐらしないか、横幅はぴったりと合っているかを確認します。できればヒールの高さは6㎝までに抑えましょう。ヒールの理想の高さは3㎝から4㎝と言われています。毎日履く、一日中履きっぱなし、そんな女性こそぜひこれらの点を抑えて疲れないヒールを探すと後々の健康や美容にも繋がります。



More articles