パンプスの裏張りとは?靴のソールを補強する重要性とタイミングについて

「靴には裏張りが必要」と聞いたことはありませんか?しかし、裏張りをしたことがないと、どのようなものなのか、なぜ必要なのか知らない人も多いでしょう。


そこで今回は、レディース靴の専門店『mamian』が、裏張りとは?という基本情報から、裏張りする重要性、タイミングをまとめて紹介します。裏張りをすることで、お気に入りのパンプスを長く履きつづけられるようになりますよ。


裏張りとは?


そもそも「裏張り」とは、靴底にゴム製の滑り止めを貼って、靴底を保護・補強することを指します。パンプスの場合、とくに前底(ソール)の補強を意味します。靴底は常に地面と接する部分なので、どうしても擦り減ってしまうため、定期的に裏張りをしてメンテナンスすることが重要です。


裏張りする重要性


いままで裏張りしたことがないという人は多いものです。裏張りは、パンプスを長く綺麗に履くためには重要なメンテナンスです。


パンプスは前底が擦り減りやすい


パンプスの前底は下記のような理由から靴底が擦り減りやすい特徴があります。


<パンプスの前底が擦り減りやすい理由>

・パンプスの前底は薄くできているものが多い

・通常の靴より前底の接地面積が小さく、圧力がかかりやすい

・ヒールがあるパンプスは、とくに前底に体重がかかる


とくに、アスファルトを歩くことが多い場合、硬い凹凸で削られやすく、小石などでクレーターができることもあります。


前底が擦り減ると滑りやすくなる


前底が擦り減ると応答がなくなり、グリップ性を失ってしまいます。前底がツルツルの状態で歩くと、タイルなど滑りやすい地面を歩いたときや雨に日に滑ってしまう原因に。パンプスはもともと地面との接地面積が小さいため、スリップしやすく非常に危険です。階段から落ちたり、足首をひねったりするリスクもあるため、大ケガをするまえに裏張りする必要があります。


パンプス本体が傷つく可能性がある


前底が擦り切れすぎると、アッパー(靴の底以外の上の部分)の生地が破けてしまうことも。靴底は張り直しができますが、アッパー部分の生地によっては補修ができない可能性もあります。生地がやぶれると見た目が悪くなるので捨ててしまう人もいるのではないでしょうか。


裏張りさえしておけば、愛用のパンプスは長く、見た目も綺麗な状態で履きつづけることができます。見た目を保つうえでも、裏張りが非常に重要なメンテナンスであることがわかるでしょう。


裏張りをするタイミング


それでは、パンプスの裏張りはいつすれば良いのでしょうか。ここからは、ケガを防止し、パンプスを長持ちさせるために、ベストなタイミングを確認しましょう。


①パンプス購入後すぐ


パンプスの前底が薄いものであれば、パンプスを購入したら、まずは裏張りするのがおすすめです。最初に裏張りしておくことで、前底の擦り減りや、アッパーの生地へのダメージを防止できます。一度履きつぶしてしまうと、元通りにするのが難しい場合もあるため、購入したら早めに裏張りしておきましょう。底のパンプスでスリップが怖いという場合も、購入後すぐの裏張りをおすすめします。

②「歩きにくい」「疲れやすい」を感じたら


前底が擦り減ったパンプスを履くと、最初のころよりも歩きにくさや疲れやすさを感じることがあります。何かしらの不調を感じたら、裏張りのタイミングです。


人はそれぞれ歩き方に特徴があり、靴底が擦り減るスピードや、擦り減りやすい部分が異なります。履けば履くほど、靴底の擦り減りによる不調が顕著に出て、姿勢や歩き方の崩れ、靴擦れ、ケガなどにつながります。不調が出たら、早めに裏張りしましょう。


③長く愛用したい・古くなったパンプスをもう一度履きたいとき


少し高価なものやお気に入りのものなど、できる限り長く履きたいパンプスの場合、定期的に裏張りするのがおすすめです。履けば履くほど靴底は擦り減るものなので、完全に擦り切れてしまうまえに裏張りし直すと良いでしょう。


また、古くなってきたけどまだ履きつづけたいというパンプスも、裏張りすることで長く使用できます。長く履きたいパンプスは、ヒール部分やつま先が擦り切れたり、底が痛んできたりするため、トータルメンテナンスをつづけていきましょう。


ほかの靴でも裏張りを活用しよう!


パンプスはもちろん、サンダルやミュール、ローファーなどその他の靴も裏張りすることで、安全性や歩きやすさが向上する可能性があります。レディースシューズは、足を覆う面積が少ないものも多く、靴底のグリップ性が非常に有効です。靴底がしっかりと地面を掴むことができれば、高いヒールの靴でも歩きやすく、疲れにくくなります。これまで、裏張りをしたことがないという人は、ぜひ一度裏張りをしてみてください。


自分で市販されているシールタイプのゴムを貼ることもできますが、はがれやすく、すでに底が擦り切れている靴には使いにくいものです。長く愛用したいという場合は、できるだけ靴修理専門店で裏張りを頼みましょう。靴修理専門店では、擦り切れて凸凹になったり、一部だけ擦り切れてしまったりした靴底も、プロの技術で綺麗に修理してくれます。買ってすぐは市販の商品を自分で貼って、擦り切れてきたら靴修理専門店を使うのも良いですね!